悪徳な業者の存在も家庭教師斡旋業者には気をつける

家庭教師の斡旋業者とは、学生やプロの家庭教師を派遣する企業のことを示します。テレビでコマーシャルを放映しているような最大手の業者から、地域密着型の小さな斡旋業者まであります。しかし、この斡旋業者の中には、かなり悪質な業者が存在します。

家庭教師の無料体験といって、高校~小学生の子供がいる家庭に直接、営業電話をかけるという手口があります。中には、大学生が主催しているといって、いかにも営利目的ではないと見せかけていて、実は悪徳業者が裏にあり、業者に雇われた大学生が見せかけのために指導を行うこともあり得ます。

費用が安く抑えられるならば、または、とりあえず家庭教師はどんなものか見てみたい、と思って、この手の業者の誘いにのるとどうなるか。派遣されてきた教師は、非常に人当たりがよく、子供と仲良くなることがうまいケースが多いです。子供が喜んで勉強に取り組めるなんて素晴らしい、と考える親心を逆手にとるためです。乗り気になった親に対して、次に悪徳業者は家庭教師のメリットを強く訴えつつ、あの手この手で高額な教材を売りつけてきます。この教材の販売こそが悪徳業者の目指す目的であり、実は家庭教師は抱き合わせの商品でしかありません。確かに、教材には少なからず費用がかかりますが、一般的な参考書などを見てもわかる通り、十万単位のものなどは存在しません。しかし、悪徳業者は、乗り気になった子供を見た親につけこむ形で、いかにその教材が重要であるかを説明し、断りづらい状況を作っていくのです。

更に悪質な手法として重要な点は、クーリングオフ制度が適用できないような仕組みの存在です。クーリングオフが適用可能となるのは、契約・商品の種類にもよりますが、家庭教師の斡旋の場合、おおむね八日間と考えられます。しかし、悪徳業者は、教材を届けてから十日~二週間後に家庭教師を派遣する、という手口を使うため、いざ蓋を開けてみて、教材が無用の長物に等しいと分かったとしても、クーリングオフ制度の期間は過ぎており、泣き寝入りするしかない、ということになりかねません。

家庭教師は費用が高く、少しでも安いところを、と思ってしまう気持ちもあるのは事実ですが、ただより高いものはない、という言葉もあります。なぜその費用が必要なのか、という見極めが重要になります。子供が喜びそうだから、という考えだけでは危険です。また、基本的に家庭に直接電話をするような勧誘方法の家庭教師斡旋業者は、できるかぎり回避する方がよいでしょう。

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