学生バイトしかいないことも

大手の有名チェーン店がある家庭教師斡旋業者のなかには、プロの専任講師がおらず、学生バイトしかいないことも多くあります。これは、家庭教師斡旋の業者だけでなく、個別指導などの塾でも学生だけを求人募集し、バイトとして雇っているところが少なくありません。専任のプロの講師を雇っている場合は、ホームページなどで講師の顔写真付きで、その講師のプロフィールなどが載せられています。そうした情報がなく、講師の情報があいまいな業者はほとんど学生をバイトとして雇っていると考えて間違いありません。そのため、家庭教師として雇う場合に、学生であることがバレないように、年齢を公表しないように指導していることがあります。教えてもらっている家庭教師の外見が若くて、年齢を聞いても答えない場合は疑いの余地があります。高校三年生の生徒を教えているのが、バイトの大学新一年生であることもよくあります。しかし、子供の学力を伸ばすためには年齢や学歴だけが問題ではありません。若くて講師の経験が少ない人でも、子供と信頼関係を築く能力や子供の才能を伸ばす力に長けた人もいます。反対に、高学歴ではあっても教える力がない人もいるので注意が必要です。こうした問題が起こるのは、自分で学ぶ力と他人に教える力が別物であるためです。子供の学力の伸ばしたいなら、単純に高学歴の講師を雇っている業者を選ぶのではなく、講師の研修などがしっかりと組まれている業者を選ぶと間違いません。多くの業者は、子供を指導する講師に教え方などを一任していることがほとんどですので、同じ業者に家庭教師を頼んでも、どの先生に教えてもらうかによって子供の学力の伸びが違ってきます。また、子供と講師との相性もあるので、一概にどの業者が良いとは判断しにくいものがあります。どこの斡旋業者を選び、どの先生に教えてもらうかは、実際に教えてもらう子供と相談しながら決めていくのが良いでしょう。